看護師の仕事内容、やりがいについて (面接でも聞かれる)就職率 待遇
看護師は、人の命を預かる大切な仕事です。したがって、その責任は大きく、仕事では、常に緊張の連続です。
しかしながら、そんな大変な仕事だからこそ、やりがいも大きく、魅力のある職業だと言えます。
本記事では、看護師という仕事の魅力について、「やりがい」「就職」「お金」「生活」という4つの面から、それぞれご紹介したいと思います。
目次
(1)【看護師のやりがい】モチベーションは患者さんの笑顔と自分の成長
「ありがとう」をたくさんもらえる仕事
看護師という仕事のやりがいはどんなところにあるのでしょうか。
世の中にある仕事は、すべて必要とされているからこそ、存在するものです。
ただし、どのような場面で「必要とされている」ということを感じるかは、仕事によって異なります。
普段から感じることができ、それがやりがいにつながる場合もあれば、自分が面白いと感じることを追求していった結果、他人にも受け入れられて仕事になるという場合もあるでしょう。
そうしたなかで、看護師という仕事は、「必要とされている」ことを直接的に、なおかつ強く感じられる仕事と言えそうです。
看護師を対象に「やりがいを感じる瞬間」について尋ねた、あるアンケートでは、全体の6割以上の人が、「患者さんやその家族から感謝されたとき」と回答していました。
やはり、多くの看護師にとって、患者さんやその家族から直接もらう「ありがとう」という感謝の言葉が、働くモチベーションにつながっているのです。
自分も持ち味を発揮し、成長を実感できる仕事
次に多かったのが、「自分なりの持ち味を活かした働きができたとき」と「自分自身の成長を実感できたとき」です。
看護師というと、どちらかと言えば、相手から感謝されることに喜びを感じる仕事というイメージが大きいかも知れませんが、実は、自分自身の個性を活かし、成長を感じることができやすい仕事でもあるのです。
一言で看護師といっても、どのようにキャリアアップを積んでいくか、あるいは、どのような専門性を身に着けるかによって、役割や成長の仕方は十人十色です。
自主性をもって、自分らしさを発揮しながら、仕事をこなすことができたとき、患者さんに接することができたときも、「この仕事に就いてよかった!」と思える瞬間なのかも知れません。
また、医療は、看護師同士、そして医師や薬剤師、リハビリスタッフなど、他の職種の仲間たちとチームで対応する仕事でもあります。
(2)【看護師の就職】就職率100%という魅力
看護師は高い就職率
看護師の就職率は、ほぼ100%と言われています。看護学校の卒業生の就職状況を見ると、3年家庭の看護専門学校の場合、9割以上が看護師として就職し、進学が5%、看護師以外の仕事に就職している人が1%。
何らかの理由で、就職も進学もしていない人は、たったの3%です。つまりは、看護師資格を取得すれば、就職には困らないということです。
また、一度病院や医療施設に就職して、何らかの理由で辞めた場合でも、転職する気さえあれば、働く職場はたくさんあります。これは、実はものすごく、凄いことなのです。
(3)【看護師のお金】看護師の待遇は手厚い?
大卒企業就職者を上回る平均初任給20万円超え
職業を選ぶとき、仕事の内容、やりがいはもちろんですが、お金のことも気になるポイントの一つでしょう。
新人看護師の初任給の平均は、月額20万円を超えます。これは、大学を卒業して一般企業に入社した事務職、技術職の平均初任給よりも高い金額です。
さらに、大企業など、社員数500人以上の組織の平均初任給と比較しても、上回っています。
医療食の中でも高い初任給
他の医療関連職種と比べると、どうなのでしょうか。
病院で働くスタッフは、ほとんどが国家資格をはじめとした、資格保持者です。
その道のスペシャリストだけに、一般企業の新人社員に比べると、総じてちょっと高めという印象があります。
国家資格を取得するまでに、6年間の教育が必要な医師(医師免許取得後、2年間の臨床研修を修了し、病院に就職した新人医師の初任給)や薬剤師に比べると低いものの、栄養士や診療放射線技師に比べると、高いことが分かります。
夜勤手当が看護師給与を底上げ?
看護師の給与が一般の会社員よりも高くなりがちな理由が、手当にあります。
最近では働き方改革や、不況を理由として、申告書を出さなければ残業することが認められないという「残業申告制」を採用するなど、残業時間を減らす努力をしている企業が増えている一方で(そのため、残業代が減った分、給料が少なくなったという方も多い)、病院は24時間365日、患者さんはいますから、休日も夜間も誰かが働かなければいけない職場です。
そのかわり、夜勤手当や休日手当が必ず支給されます。
なかでも大きいのがやはり、夜勤手当です。若い独身者の中には、「お金を貯めたい!」と積極的に夜勤に入る人も少なくないようです。
営業マン vs 看護師の給与明細比較!
では、一般企業の会社員と病院看護師の給与を比較してみましょう。
ある広告代理店の営業職と、ある病院の病棟看護師の給与明細を比較します。
どちらも同じ25歳で、都内在住者です。
出勤日数は20日と同じですが、最終的な支給額を見ると、看護師の給与の方が4万円以上高くなっています。
その内訳をみると、まず、基本給自体が看護師の方が2万円ほど高いです。また、所定外給与、いわゆる手当をみると、やはり「超過勤務手当」、「深夜割増手当」、「休日勤務割増」、「交代勤務手当」と充実しています。
(4)【看護師の生活】勤務スタイルはいろいろ
看護師というと、思い浮かべるのは、白衣を身にまとい、入院患者の世話や救急患者の対応、外来で注射や消毒などの医師の診療のサポートをしている姿。
つまりは病院で働いている姿を思い浮かべがちでしょう。
ところが、病院と一言でいっても、その大きさや役割によって、いろいろな病院がありますし、看護師が活躍する場は、クリニックや人間ドックセンター、学校、企業など、病院以外にも多くあります。
そして、「どんな病院に就職するのか?」「どこで働くか?」によって、仕事の仕方、職場の雰囲気はまったく変わります。
【参考】看護師の職場(働く場所)はどこがある?(病院やクリニック、介護施設、保健所、企業など)
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ここまで読んで頂きありがとうございました。
他にも、看護師の就職や転職の経験、給料(収入)、看護師に必要な資格など、いろいろな記事を書いていますので、是非見て頂けると嬉しいです!
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