登録リウマチケア看護師【整形外科・リハビリテーション】 ~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 2025 受験費用 申し込み方法 年に何回 有効期限

(1)登録リウマチケア看護師とは 登録リウマチケア看護師の目的

登録リウマチケア看護師(Registered Nurse Rheumatology, RN(R))は、リウマチ性疾患の患者さんの看護を専門とする看護師です。彼らはリウマチ性疾患の管理、治療、健康教育、およびリハビリテーションの計画を立て、患者さんやその家族をサポートします。登録リウマチケア看護師は、リウマチ性疾患に関する専門的な知識を持っており、リウマチ性疾患に関連する問題を効果的に解決するためのスキルを備えています。また、リウマチ性疾患についての情報提供や、患者さんや家族のケアプランの立案など、チーム医療の一員として働くことができます。登録リウマチケア看護師は、アメリカリウマチ学会(American College of Rheumatology, ACR)によって認定されています。




(2)登録リウマチケア看護師資格試験(年に何回? 有効期限は?)

登録リウマチケア看護師の資格試験は、アメリカリウマチ学会(ACR)によって行われています。試験は、年に2回実施されており、通常は6月と12月の第1週に行われます。試験の申し込み期限は、試験日の2か月前となっています。

登録リウマチケア看護師の資格は、取得後5年間有効です。その後、再認定を受けることで資格を更新することができます。再認定は、資格の有効期限が切れる前の最後の2年間に申請することが推奨されています。再認定には、ACRが定める基準を満たすために、必要なCEU(Continuing Education Units)単位を取得する必要があります。

日本で登録リウマチケア看護師の資格試験を受験することはできません。登録リウマチケア看護師は、アメリカリウマチ学会(ACR)が認定する資格であり、アメリカの医療システムにおいてリウマチ性疾患の看護を専門とする看護師を証明するものです。

ただし、日本でもリウマチ性疾患の看護に携わる看護師は存在します。日本看護協会が認定する「リウマチ看護認定看護師」や「リウマチ看護認定看護師専門家」の資格を取得することで、リウマチ性疾患の看護に特化したスキルを習得することができます。また、日本リウマチ学会が主催する「リウマチ看護研究会」や「リウマチ看護専門委員会」などの研修会や教育プログラムに参加することで、専門的な知識とスキルを身につけることができます。




(3)登録リウマチケア看護師資格の受験資格

直近の5年間において通算3年以上リウマチケアに従事している看護師で、次の要件を満たすこと。
①リウマチ性疾患ケア指導患者20例(関節リウマチ3例以上含む)を有すること(このうち10例(関節リウマチ3例以上含む)はり待ち性疾患ケア指導記録の記載を有すること)
②日本リウマチ財団が主催または認定する教育研修会で、20単位以上取得した証明書を有すること。
次の場合、20単位に充当可能。
ア)リウマチ財団登録医、リウマチケア看護師、リウマチ財団登録薬剤師が講師として実施する院内研修は、8単位まで
イ)リウマチケアに関する学術論文は、筆頭者5単位、共同研究者3単位、学会・教育研修会等発表等は筆頭者3単位、共同研究者2単位
ウ)治験コーディネーター等として、リウマチ性疾患の治験に参加した場合は、10単位

(4)登録リウマチケア看護師の認定者数

登録リウマチケア看護師(Registered Nurse Rheumatology, RN(R))の認定者数については、アメリカリウマチ学会(ACR)が公表しているデータがあります。

2022年6月現在、全世界で約2,300名のRN(R)が認定されています。なお、認定者の国別割合については明確に公表されていません。

(5)登録リウマチケア看護師の合格率

登録リウマチケア看護師(RN(R))の資格試験の合格率については、アメリカリウマチ学会(ACR)が公表していません。試験の難易度や受験者の資格・経験によって合格率は異なるため、一概には言えません。

ただし、ACRが提供する資格試験の合格率に関するデータによれば、ACRが提供するリウマチ・スキル・アッセスメント(RSA)試験の合格率は、2017年度から2020年度までの期間で、平均で約77%程度となっています。RSA試験は、RN(R)資格試験に先立って受験することが推奨される試験であり、RN(R)資格試験の一部として利用されています。

(6)登録リウマチケア看護師の認定に必要な費用(受験費用、審査料、講習会受講料等)

登録リウマチケア看護師(RN(R))の認定に必要な費用は、以下のような項目があります。

受験費用:RN(R)資格試験の受験費用は、ACR会員であれば275ドル、非会員であれば375ドルです。また、RSA試験の受験費用は、ACR会員であれば100ドル、非会員であれば150ドルです。ただし、受験費用はACRの方針により変更される場合があります。

審査料:RN(R)資格試験合格後に、認定費用として275ドルが必要です。

講習会受講料:ACRが主催するRN(R)認定試験のための講習会に参加する場合、受講料が必要となります。受講料は、ACR会員であれば300ドル、非会員であれば400ドル程度です。

書籍購入費用:RN(R)資格試験のための参考書や教材を購入する場合、費用が必要となります。ACRが提供する教材パッケージは、会員であれば350ドル、非会員であれば450ドル程度です。

なお、費用はACRの方針により変更される場合があります。また、ACR会員である場合は、一部の費用が割引される場合があります。詳細についてはACRの公式サイトを確認することをおすすめします。

(7)登録リウマチケア看護師資格取得の難易度

登録リウマチケア看護師(RN(R))資格取得の難易度については、個人差がありますが、一般的には高いとされています。RN(R)資格は、リウマチケアにおいて高度な知識と技術を持つ看護師としての専門性を証明する資格であり、資格試験の難易度も高く設定されています。

RN(R)資格試験は、リウマチケアに関する知識や技術、コミュニケーション能力などを問う複数選択肢式の試験です。また、試験に合格するだけでなく、審査や講習会などの過程を経て、認定を受ける必要があります。これらの過程は、非常に厳格であり、多くの時間や労力を必要とします。

したがって、RN(R)資格取得には、継続的な勉強と実務経験が必要であるとされています。ただし、熱心に学び、実務で積極的に取り組むことで、RN(R)資格を取得することは可能です。

(8)登録リウマチケア看護師資格取得のメリット

登録リウマチケア看護師(RN(R))資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。

専門性の高い看護ケアが提供できる:RN(R)資格は、リウマチ疾患に特化した看護師としての専門性を証明するものであり、リウマチ患者に対する高度な看護ケアが提供できるようになります。

キャリアアップにつながる:RN(R)資格は、専門的な知識や技術を持った看護師としての地位を確立し、キャリアアップにつながる可能性があります。また、リウマチケアに関する知識やスキルを持つ看護師として、求人市場において有利になることがあります。

患者への安心感を与える:RN(R)資格を持つ看護師は、リウマチ疾患に関する深い知識を持っていることが期待されるため、患者に対して安心感を与えることができます。

認定看護師としての社会的評価が高い:RN(R)資格は、アメリカリウマチ学会が認定する看護師資格であり、認定看護師としての社会的評価が高いとされています。

以上のようなメリットがありますが、RN(R)資格取得には、多くの時間や労力が必要であることも覚えておく必要があります。

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