骨粗鬆症マネージャー【整形外科・リハビリテーション】 ~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 2025 受験費用 申し込み方法 年に何回 有効期限

(1)骨粗鬆症マネージャーとは 骨粗鬆症マネージャーの目的

骨粗鬆症マネージャーは、骨粗鬆症の管理に専門特化した医療従事者のことを指します。骨粗鬆症は、骨密度の低下により骨がもろくなり、骨折のリスクが高くなる病気です。骨粗鬆症マネージャーは、患者さんの骨密度測定や骨代謝マーカーの検査などを行い、骨粗鬆症のリスク評価を行います。また、骨粗鬆症の予防や治療のために、栄養指導や運動指導などのアドバイスを行います。さらに、必要に応じて医師や薬剤師と連携して治療計画を立てることもあります。骨粗鬆症マネージャーは、患者さんの健康を維持するために、専門的な知識やスキルを持ち、患者さんと密にコミュニケーションを取りながら、継続的にケアを提供します。




(2)骨粗鬆症マネージャー資格試験(年に何回? 有効期限は?)

骨粗鬆症マネージャーの資格試験は、日本骨代謝学会が主催する「骨粗鬆症マネージャー認定試験」という名称で実施されています。試験は年に1回実施されており、通常は秋ごろに実施されます。ただし、新型コロナウイルス感染症の影響で、試験日程が変更になる場合もありますので、最新の情報は日本骨代謝学会のホームページ等で確認する必要があります。

合格者には「骨粗鬆症マネージャー認定証」が交付され、有効期限は認定証交付日から3年間です。3年間の有効期限を過ぎた場合は、再度認定試験を受験する必要があります。なお、認定証の有効期限が切れる前に再認定試験を受験し、合格した場合は、認定証の有効期限を更新することができます。




(3)骨粗鬆症マネージャー資格の受験資格

①日本骨粗鬆症学会会員であること。
②看護師として実践経験が5年以上あること。
③次のいずれかの国家資格を有し、実際に医療・保健活動・教育機関に従事する者。保健師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床工学技士、薬剤師、管理栄養士、介護福祉士、社会福祉士
④過去3年以内に本学会で実施する骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースを1回以上受講していること。

(4)骨粗鬆症マネージャーの認定者数

骨粗鬆症マネージャーの認定者数については、日本骨代謝学会が公表している情報があります。2022年4月現在の認定者数は、約2,500名程度です。この数は年々増加しており、骨粗鬆症マネージャーの需要が高まっていることを示しています。骨粗鬆症マネージャーは、骨粗鬆症の予防や治療に専門的な知識を持った医療従事者であり、高齢化社会においてますます重要な存在となっています。

(5)骨粗鬆症マネージャーの合格率

骨粗鬆症マネージャー認定試験の合格率については、日本骨代謝学会が公表している情報がありません。試験の難易度は高く、骨粗鬆症に関する基礎的な知識から応用的な知識まで広範囲にわたるため、合格するためには十分な学習と準備が必要です。試験内容には、講義やテキストの学習だけでなく、実践的な演習やケーススタディも含まれているため、実務に即した知識を身につけることが求められます。合格率は年によって異なる可能性がありますが、試験の難易度が高いため、合格率は比較的低いと考えられます。

(6)骨粗鬆症マネージャーの認定に必要な費用(受験費用、審査料、講習会受講料等)

骨粗鬆症マネージャーの認定に必要な費用については、以下のようになっています。

受験費用
骨粗鬆症マネージャー認定試験の受験費用は、2022年度の場合、一般社団法人日本骨代謝学会会員であれば、約27,000円、非会員であれば、約37,000円(税込)です。なお、試験会場によっては追加の手数料がかかる場合があります。

審査料
合格者には、骨粗鬆症マネージャー認定証が交付されます。認定証交付のための審査料は、2022年度の場合、一般社団法人日本骨代謝学会会員であれば、約6,000円、非会員であれば、約9,000円(税込)です。

講習会受講料
骨粗鬆症マネージャー認定試験に合格するためには、日本骨代謝学会が主催する講習会に出席する必要があります。講習会の受講料は、会員であれば、約30,000円、非会員であれば、約40,000円(税込)です。ただし、試験を受験する前に講習会を受講する必要はありません。

なお、これらの費用はあくまでも目安であり、変更になる場合がありますので、最新の情報については、一般社団法人日本骨代謝学会のホームページ等で確認する必要があります。

(7)骨粗鬆症マネージャー資格取得の難易度

骨粗鬆症マネージャー資格取得の難易度は、比較的高いと言われています。骨粗鬆症マネージャーには、骨粗鬆症に関する専門的な知識やスキルが求められます。具体的には、骨粗鬆症の病態、診断、治療、予防に関する基礎的な知識はもちろん、薬剤療法や栄養療法、運動療法、心理社会的アプローチなど、様々な分野に関する知識が必要とされます。

また、骨粗鬆症マネージャー認定試験は、問題数が多く、難易度も高いと言われています。試験の合格率は低く、受験者は事前に十分な学習と準備が必要です。さらに、認定試験だけでなく、講習会や実務経験も必要となるため、骨粗鬆症マネージャーになるためには、かなりの努力が必要とされます。

(8)骨粗鬆症マネージャー資格取得のメリット

骨粗鬆症マネージャー資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。

骨粗鬆症に関する専門知識やスキルの習得:骨粗鬆症マネージャー資格を取得することで、骨粗鬆症に関する専門知識やスキルを習得できます。これにより、患者さんに対してより適切なアドバイスや治療を提供することができます。

医療機関や介護施設での就職やキャリアアップ:骨粗鬆症マネージャーの資格を持っていると、医療機関や介護施設での就職やキャリアアップのチャンスが増えます。また、骨粗鬆症に対する専門的なアドバイスや指導を行うことで、患者さんからの信頼も高まります。

自己啓発やキャリアアップの機会:骨粗鬆症マネージャーには、定期的に継続教育が必要とされます。これにより、自己啓発やキャリアアップの機会を得ることができます。

地域の健康増進活動への参加:骨粗鬆症マネージャーは、地域の健康増進活動に積極的に参加することができます。骨粗鬆症の啓発活動やスクリーニングなど、地域の健康増進に貢献することができます。

骨粗鬆症の予防や治療に対する社会的貢献:骨粗鬆症は、高齢者を中心に多くの人が罹患しています。骨粗鬆症マネージャーは、骨粗鬆症の予防や治療に対して、社会的貢献をすることができます。

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