ACLSプロバイダー【救急】 ~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 2025 受験費用 申し込み方法 過去問題集 年に何回 有効期限

(1)ACLSプロバイダーとは ACLSプロバイダーの目的

ACLSプロバイダーとは、Advanced Cardiovascular Life Supportの略称で、高度な心肺蘇生法や、不整脈や心停止などの緊急事態に対処するための診断や治療方法について学ぶことができる、医療従事者向けの教育プログラムです。ACLSプロバイダー認定を受けた医療従事者は、高度な救命措置を提供することができるようになります。ACLSプロバイダーのコースは、アメリカ心臓協会(AHA)が認定しており、各国で実施されています。



(2)ACLSプロバイダー資格試験(年に何回?)

ACLSプロバイダー資格試験は、アメリカ心臓協会(AHA)が認定するトレーニングセンターで提供されています。
日本では、日本ACLS協会がアメリカ心臓協会(AHA)のコースを提供していて、コース修了者には国際ライセンスカードが付与されます。有効期限は2年です。

受講対象者は以下の通りです。
・医療従事者(医師、看護師、救命士など医療国家試験有資格者)
・医療系学生(医学生、看護学生、歯学生等)
・その他医療関係者

合格基準は以下の通りです。
・全てのコースプログラムへの参加
・実技評価の基準を満たすこと
・筆記試験の正解率が84%以上であること(42問/50問中)
*筆記試験結果が84%未満の場合は当日1回のみ再試験を行う




(3)ACLSプロバイダー資格取得の受験資格

日本ACLS協会では、下記いずれかの資格保有が必須です。
・AHA BLSプロバイダー/インストラクター資格保有者(有効期限)
・AHA ACLSプロバイダー/インストラクター資格保有者(期限不問)

また、ACLS コースを受講する前に*受講前自己評価を完了し、70 %以上の正答率に達成する必要があります。また、評価の結果(スコア)を印刷して受講受付時の提出が求められます。

(4)ACLSプロバイダーの認定者数

ACLSプロバイダーの日本における正確な認定者数は公表されていません。しかし、ACLSプロバイダー認定を必要とする医療機関や救急搬送サービス、消防などの機関が増加しており、ACLSプロバイダー認定コースを提供するトレーニングセンターも増加していることから、近年では日本でも需要が高まっていることがうかがえます。ACLSプロバイダー認定の有効期限は2年間であるため、日本国内でも定期的な再認定が行われています。

(5)ACLSプロバイダーの合格率

ACLSプロバイダー認定試験の合格率は、正確な数字は公表されていませんが、AHAが公表している情報によると、ACLSプロバイダー認定試験は、十分な準備と練習を行った上で受験することで、高い合格率が期待できるとされています。ACLSプロバイダー認定コースでは、心肺蘇生や高度な救命措置の手順などのスキルと知識を習得し、実際のシナリオに即したトレーニングを受けることができるため、試験に合格するための準備が整いやすくなっています。しかし、試験に合格するためには、知識やスキルだけでなく、臨機応変な対応力や判断力も必要とされるため、実践的なトレーニングや経験の積み重ねも大切です。

(6)ACLSプロバイダーの認定に必要な費用(受験費用、審査料、講習会受講料等)

日本ACLS協会 標準受講料:38,980円(税込)

(7)ACLSプロバイダー資格取得の難易度

ACLSプロバイダー認定試験は、高度な救命措置に関するスキルや知識を習得するため、一般的には難易度が高いとされています。ACLSプロバイダー認定コースでは、心停止や呼吸停止、不整脈などの緊急状況に即したシナリオトレーニングを行い、現場で必要なスキルと知識を実践的に学習します。

ACLSプロバイダー認定試験は、基礎的な知識や技術を習得した上で受験することが求められます。ACLSプロバイダー認定コースの受講を前提としていますが、自己学習での準備も必要です。認定試験では、シナリオに即した適切な対応や救命処置の実施が求められるため、実践的なスキルや臨機応変な判断力が必要となります。また、認定試験は時間内に正確に手順を行う必要があるため、試験に向けた実践的なトレーニングが重要となります。そのため、しっかりと準備をして、緊張感を持って臨むことが求められます。

(8)ACLSプロバイダー資格取得のメリット

ACLSプロバイダー資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。

高度な救命措置を提供できるスキルと知識を身につけることができるため、医療従事者としてのスキルアップが期待できます。
AHAが認定しているため、世界中で認められる資格であるため、海外での就職や留学においても有利です。
資格の有効期限が2年間であり、2年ごとに再認定が必要となるため、定期的にスキルアップする機会があることから、現場での需要が高い資格とされています。
ACLSプロバイダー認定を持つことで、緊急時に迅速かつ適切な対応ができるため、患者さんや周りの人々に対する安心感や信頼感が得られます。
チーム医療において、協調性やコミュニケーション能力を向上させるためにも有用です。

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