病院薬剤師の仕事について

石原さとみさん主演のドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」で一躍脚光を浴びた「病院薬剤師」。
ドラマでは、とても魅力的な仕事に感じていますが、実際、どのような仕事なのか調べてみました。

病院薬剤師とは

みなさん、ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」(フジテレビ系、木曜午後10時)はご覧になっていますでしょうか。
私も毎週欠かさず観ています。患者さんに懸命に寄り添う病院薬剤師の葵みどり(石原さとみさん)と瀬野章吾(田中圭さん)の熱意ある姿勢に、毎回感動しています。

でも、「病院薬剤師」って、このドラマで初めて聞いたって方、多いと思います。
そもそも、「薬剤師」の仕事というのは、どのような仕事なのでしょうか。




ドラマでも説明がありましたが、薬剤師には、大きく「調剤」「服薬指導」「薬の販売」の3つの仕事があります。
「調剤」は医師の指示のもとに薬の調合を行うこと、「服薬指導」は患者さんに薬に関する説明や注意、飲み方の指導を行うこと、「薬の販売」は、薬局等で薬の販売や説明を行うことです。「病院薬剤師」の「調剤」業務では、一般の薬剤師が行わない、病院の入院患者さんの薬剤の調剤をします。そのため、扱う薬の数が多くなります。「服薬指導」においても、入院患者さんの対応をすることになります。また、薬剤師は、いつも医師の指示のもと行動するのが基本ですが、必要に応じて、医師へ薬の処方の提言をすることもあります。(ドラマ「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」では、医師と薬剤師が対立する場面もありましたね)
※私の短い5年の看護師生活の中では、あまり、病院薬剤師と直接お仕事を一緒にした経験は少ないですね。

「病院薬剤師」には「薬剤師」の仕事以外に、以下の業務があります。

(1)治験
新薬など、未承認薬の臨床試験のことです。
治験が適切にスムーズに行われるように、サポートを行い、また、患者さんの相談にものります。

(2)救急救命
救急の患者さんを受け付ける大学病院の救急センター等で、命に関わる重症の患者さんに対して、医師の指示のもとに、必要な薬や投与方法の選択をします。

全国の薬剤師数

平成30年12月31日現における全国の届出「薬剤師数」は311,289 人

男性:120,545 人(総数の38.7%)
女性:190,744 人(同61.3%)

人口10万対薬剤師数:246.2 人

看護師の数は、総数1,218,606人、男性95,155人、女性1,123,451人ですので、
総数としては、薬剤師は看護師の1/4と少ないですが、男性の数は、看護師よりも多いですね。

病院薬剤師という仕事の魅力、やりがい、大変さ

病院薬剤師の魅力、やりがいとしては、以下があると考えています。

①病院の中で、チーム医療のメンバーとして、薬剤の知識を活かせる。
②臨床医療に携わり、患者さんに寄り添うことで、患者さんが良くなっていく喜びを感じられる。
③治験で新薬を扱うなど、最先端の医療に携わる事で、多くの医療、薬剤の知識が得られる。

上記のような魅力がある病院薬剤師ですが、以下のような大変さがあります。

①医師や看護師と同じく、夜勤や残業があり、生活が不規則になる。

病院薬剤師を目指す方へ

病院薬剤師の病院での業務は、医師や看護師と同じく、とても忙しいですが、薬局やドラッグストアでは得られない、チーム医療や臨床医療、治験などに携わることで、薬剤師としての能力が向上します。病院薬剤師を目指す方、得られるものは大きいので、是非、頑張ってください!