心臓リハビリテーション指導士【循環器】~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 受験費用 過去問題集 年に何回ある?

(1)心臓リハビリテーション指導士とは 心臓リハビリテーション指導士の目的

心臓リハビリテーション指導士は、心臓疾患で治療を受けた患者のリハビリテーションを専門的に指導する医療従事者です。心臓リハビリテーションは、心臓疾患の治療後に患者が回復し、再発を防止するためのプログラムです。心臓リハビリテーション指導士は、患者の健康状態や運動能力を評価し、運動や栄養、ストレス管理などの方法を指導することで、患者の健康維持や改善を支援します。また、医師や看護師、栄養士などの医療従事者とも連携し、チーム医療の一員として働きます。心臓リハビリテーション指導士は、専門の知識と技術を持ち、患者の心臓疾患に対する理解と支援を提供することで、患者の生活の質の向上や健康維持に貢献します。心臓リハビリテーション指導士の資格は、心臓病患者の社会復帰や再発防止を目的として、運動療法、食事療法や禁煙指導を含めた包括的リハビリテーションを行うための知識・技術を身につけます。




(2)心臓リハビリテーション指導士資格試験(年に何回?)

日本心臓リハビリテーション学会が実施する「日本心臓リハビリテーション学会認定指導士」(正式名称)の試験の頻度は、現状、年に1回です。試験日程については、学会の公式ホームページや学会会員向けの情報誌などで発表されます。

2023年度心日本心臓リハビリテーション学会認定指導士試験は第29回学術集会翌日の2023年7月17日(月・祝)にパシフィコ横浜で開催されます。現地開催のみです。試験は、筆記試験と実技試験があり、それぞれ一定の合格基準をクリアする必要があります。試験日程に余裕をもって準備を進め、合格を目指すことが重要です。2023年度の講習会1部・2部は2023年6月25日(日)オンラインで開催するとのことです。




(3)心臓リハビリテーション指導士の受験資格

①本委員会主催の講習会を当該年度に受講していること(講習会のカリキュラムについては別に定める)。
講習会は一部・二部があり、申し込みは、受験申請時。
②「医師、看護師、理学療法士、臨床検査技師、管理栄養士、薬剤師、臨床工学技士、臨床心理士、作業療法士、健康運動指導士、公認心理師」の11職種の資格のいずれか1つ以上を有していること。
③申請時に本学会会員であり、申請時の直近2年以上継続して会員であることが必要。
(申請時期は4月中旬頃から2週間程度)
④心臓リハビリテーション指導の実地経験が1年以上あること、または心臓リハビリテーション研修制度により受験資格認定証の交付を受けていること。
⑤申請書類がすべてそろっていること。

(4)心臓リハビリテーション指導士の認定者数

3,000人程度

(5)心臓リハビリテーション指導士の合格率

75%程度

(6)心臓リハビリテーション指導士の認定に必要な費用

25,000円(認定講習会受講料、審査料)

(7)心臓リハビリテーション指導士資格取得のメリット

心臓リハビリテーション指導士資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。

1. 専門的な知識と技術を身につけることができる
心臓リハビリテーション指導士の資格を取得することで、心臓疾患の理解や運動療法、栄養指導、ストレスマネジメントなどの専門的な知識と技術を身につけることができます。このような専門的な知識や技術は、患者の健康管理や予防に役立ちます。

2. 医療現場での就職やキャリアアップの可能性が高まる
心臓リハビリテーション指導士の資格を持っていると、医療現場での就職やキャリアアップの可能性が高まります。特に、心臓疾患の治療や予防に力を入れている病院や医療機関では、心臓リハビリテーション指導士のニーズが高まっています。

3. 患者の健康維持や改善に貢献できる
心臓リハビリテーション指導士の資格を持っていると、心臓疾患の治療後に患者の健康維持や改善に貢献することができます。心臓リハビリテーションは、患者が回復し、再発を防止するためのプログラムであり、指導士の専門的な知識や技術が必要とされます。

4. 専門職としての評価が高まる
心臓リハビリテーション指導士の資格を取得することで、専門職としての評価が高まることが期待できます。専門的な知識や技術を持つ医療従事者として、患者や医療現場からの信頼度が高まり、自己実現や自己肯定感の向上にもつながるかもしれません。

(8)心臓リハビリテーション指導士資格取得の難易度

心臓リハビリテーション指導士の資格を取得するためには、日本心臓リハビリテーション学会が実施する「日本心臓リハビリテーション学会認定指導士」試験に合格する必要があります。この試験は、心臓疾患や心臓リハビリテーションに関する基礎的な知識や運動療法、栄養指導、ストレスマネジメントなどの専門的な知識を問う問題が出題されます。また、実技試験では、実際に患者に対して運動療法を行ったり、指導方法を説明することが求められます。心臓リハビリテーション指導士の資格取得には、一定の知識や技術が必要とされるため、難易度は比較的高いと言えます。ただし、学会が公開しているテキストや研修などを通じて、十分な学習を行い、実務経験を積むことで合格することが可能です。

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