体外循環技術認定士【周術期】 ~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 受験費用 申し込み方法 年に何回 有効期限

(1)体外循環技術認定士とは 体外循環技術認定士の目的

体外循環技術認定士は、心臓外科手術や人工透析などの医療現場で、体外循環に関わる業務を行う専門家の資格です。具体的には、体外循環装置の操作や管理、血液透析装置の操作や監視、人工呼吸器の操作やメンテナンスなどを担当します。

この資格を持つ者は、医療機関での体外循環に関わる業務において、高い技術力と専門性を持って仕事を行うことができます。また、医師や看護師と密接に連携し、患者さんの安全かつ適切な治療を支援することも求められます。

体外循環技術認定士の取得には、専門学校や大学での体外循環技術の教育課程修了、または体外循環技術者として一定期間の実務経験が必要となります。また、認定試験に合格することも必要です。認定資格は、日本体外循環学会が認定しています。




(2)体外循環技術認定士資格試験(年に何回?)

体外循環技術認定士資格試験は、日本体外循環学会が主催しており、年に2回実施されています。通常は、春期試験と秋期試験があり、それぞれ3月と9月に受験募集が開始されます。

ただし、試験実施にあたっては、新型コロナウイルス感染症の状況によっては中止や延期が決定される場合があります。詳細については、日本体外循環学会のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。




(3)体外循環技術認定士の受験資格

①日本体外循環医学会および日本人工臓器学会の正会員であること
②心臓血管外科専門医認定機構が認定する施設(関連施設を含む)において、体外循環に関する経験が下記の年数を満たす者であること
1)臨床工学技士:経験3年以上、2)看護師:経験3年以上、3)准看護師(高卒):経験4年以上、4)准看護師(中卒):経験5年以上
③日本体外循環技術医学会教育カリキュラム(1・2・3年次の座学講義および実技セミナー)を修了した者
④日本人工臓器学会教育セミナーを1回以上受講した者
⑤④とは別に認定委員会が定めた日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本人工臓器学会の体外循環セミナーで10ポイント以上取得した者
⑥30症例以上の対外循環の操作経験がある者

(4)体外循環技術認定士の認定者数

体外循環技術認定士の認定者数については、正確な数字はありませんが、日本体外循環技術士会によると、約2,000人ほどが認定されているとされています。ただし、年々認定者数は増加傾向にあり、需要が高まっていることがうかがえます。

(5)体外循環技術認定士の合格率

体外循環技術認定士の合格率については、公式なデータはありませんが、一般的には難関な試験とされています。試験内容は専門的な技術や知識を問うものであり、試験範囲も広いため、十分な勉強と準備が必要です。また、実務経験の有無や専門的な知識の習得状況によって合格率にも差が生じるため、一概には言えません。ただし、過去の受験者の体験談から、合格率は低めと考えられています。

(6)体外循環技術認定士の認定に必要な費用(受験費用、審査料、講習会受講料等)

体外循環技術認定士の認定に必要な費用は、以下のようになります。

  1. 資格取得に必要な教育費用:体外循環技術認定士になるためには、専門学校や大学の体外循環技術の教育課程修了、または体外循環技術者として一定期間の実務経験が必要です。教育費用や実務経験によって異なります。
  2. 資格取得に必要な試験費用:体外循環技術認定士の試験には、受験料が必要です。試験料は日本体外循環技術士会によって定められており、現在の受験料は3万円程度です。
  3. 資格更新に必要な費用:体外循環技術認定士は、一定期間ごとに資格更新が必要となります。更新には、更新費用が必要となります。更新費用は、日本体外循環技術士会によって定められており、現在の更新費用は1万円程度です。

以上のように、資格取得に必要な費用は、教育費用や試験費用、更新費用に分かれます。実際には、これらの費用以外にも、教材費用や交通費、実習費用などが必要になる場合もあります。

(7)体外循環技術認定士資格取得の難易度

体外循環技術認定士資格試験は、専門知識や技術を問われる難易度の高い試験とされています。試験範囲は広く、体外循環や血液浄化に関する理論的な知識だけでなく、実際に装置を操作したり、緊急時の対応などの実践的な技術も問われます。

また、資格取得にあたっては、専門学校や大学での体外循環技術の教育課程修了、または体外循環技術者として一定期間の実務経験が必要となります。これらの要件をクリアすることも難しい場合があります。

ただし、熱心に学び、実務経験を積んで、試験に十分に準備をすれば、合格することは十分に可能です。また、合格後には、医療現場での技術力や専門性の高さが認められ、キャリアアップや報酬アップのチャンスも広がります。

(8)体外循環技術認定士資格取得のメリット

体外循環技術認定士資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。

高い専門性と技術力:資格取得には、専門学校や大学での体外循環技術の教育課程修了、または体外循環技術者として一定期間の実務経験が必要となるため、高い専門性と技術力が身につきます。

キャリアアップの機会:体外循環技術認定士は、医療現場での体外循環に関わる業務を担当する専門家として認められます。そのため、技術力や専門性が高く評価され、キャリアアップの機会が広がります。

報酬アップのチャンス:高い専門性と技術力を持つ体外循環技術認定士は、他の医療従事者と比べて報酬が高い場合があります。

職場での信頼度の向上:体外循環技術認定士は、医師や看護師と密接に連携し、患者さんの安全かつ適切な治療を支援する役割を担います。そのため、職場での信頼度が向上することが期待できます。

患者さんに対する貢献度の向上:体外循環技術認定士は、体外循環や血液浄化などの業務を通じて、患者さんに対する貢献度を高めることができます。

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