周術期管理チーム看護師 ~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 受験費用 申し込み方法 年に何回 有効期限

(1)周術期管理チーム看護師とは 周術期管理チーム看護師の目的

周術期管理チーム看護師は、手術の前後に患者をサポートする看護師のチームの一員です。彼らは、手術がスムーズに進むように、また患者が適切な医療を受けるために、手術前、手術中、手術後の患者のケアを担当します。

手術前には、患者の健康状態を評価し、必要な検査や手続きを調整します。また、手術の前日には、患者に手術の手順や注意点などを説明し、手術に関する不安や疑問を解決します。

手術中には、手術室で医師や麻酔科医と協力して、患者の安全と快適な手術を支援します。手術中には、麻酔の管理、患者の生命維持、手術器具や器材の準備、手術の記録などを担当します。

手術後には、患者の覚醒を支援し、手術に関する注意事項やケアについて説明します。また、手術後の検査や投薬の管理など、患者の回復を促すケアを提供します。

周術期管理チーム看護師は、手術室で働く看護師の専門家であり、患者の健康と安全を保つために欠かせない存在です。




(2)周術期管理チーム看護師資格試験(年に何回?)

周術期管理チーム看護師の資格試験は、日本看護協会が主催する「日本看護協会認定 周術期管理看護認定看護師制度」において実施されます。

試験の実施回数については、年度によって異なりますが、通常は年に2回程度実施されます。具体的な実施時期については、日本看護協会のウェブサイトや資格試験案内を確認することで確認できます。

なお、周術期管理チーム看護師資格試験は、合格率が比較的低く、合格するためには十分な勉強と準備が必要とされています。

資格の有効期限は3年間です。




(3)周術期管理チーム看護師資格の受験資格

①日本国の看護師免許を有すること
②看護師免許を取得後、手術室勤務が満2年間以上あること
③申請する年の3年前の4月1日から申請する年の3月31日までの間に、日本麻酔科学会が主催ならびに共催する周術期セミナーに2回以上の参加実績があること
④申請する年の3年前の4月1日から申請する年の3月31日までの間に、日本手術看護学会が主催する年次大会(地区学会を含む)、あるいは麻酔看護研修に2回以上の参加実績があること

(4)周術期管理チーム看護師の認定者数

具体的な数字については、日本看護協会が公表しているものがありませんが、日本看護協会認定 周術期管理看護認定看護師制度による周術期管理チーム看護師の資格取得者は、増加傾向にあります。

周術期管理チーム看護師は、手術室で働く看護師の専門家として、患者の安全と快適な手術を支援する重要な役割を担っています。そのため、周術期管理チーム看護師を目指す看護師の方が増えていることが、資格取得者数の増加につながっていると考えられます。

(5)周術期管理チーム看護師の合格率

日本看護協会認定 周術期管理看護認定看護師制度における周術期管理チーム看護師の資格試験の合格率は、年度によって異なりますが、一般的には比較的低い水準にあります。

試験内容は、周術期管理に必要な知識や技能を問うものであり、また実務での経験や知識も必要とされます。そのため、周術期管理チーム看護師を目指す看護師の方々は、十分な勉強や実務経験を積むことが必要です。

ただし、合格率が低いからといって難しい試験であるというわけではありません。周術期管理チーム看護師を目指す方々は、十分な準備を行い、自信を持って試験に臨むことが重要です。

(6)周術期管理チーム看護師の認定に必要な費用(受験費用、審査料、講習会受講料等)

50,000円~76,000円(セミナー参加費、認定登録料)

(7)周術期管理チーム看護師資格取得の難易度

周術期管理チーム看護師資格試験は、専門的な知識や技能を問うものであり、一般的には比較的難易度が高いとされています。

試験内容は、手術室における看護に必要な知識や技能について、包括的かつ高度な理解を要求されるものであり、実務経験や学習に加え、幅広い知識の習得が必要となります。

また、試験自体も合格率が低く、複数回受験することが必要となる場合もあります。

しかし、周術期管理チーム看護師資格取得に向けて、しっかりとした学習計画を立て、実務経験を積み、合格に向けて着実に努力することで、目標達成への道筋を切り開くことができます。

(8)周術期管理チーム看護師資格取得のメリット

周術期管理チーム看護師資格を取得することで、以下のようなメリットがあります。

1. 専門的な知識と技能の習得
周術期管理チーム看護師は、手術室での看護を専門的に行うことが求められます。周術期管理チーム看護師資格取得により、手術室における患者の安全や術式の理解など、専門的な知識や技能を習得できます。

2. 職場でのステータスアップ
周術期管理チーム看護師資格を持つことで、手術室での看護において、専門性の高いスキルを持った看護師として認知されることができ、職場でのステータスアップにつながることがあります。

3. 専門職としてのキャリアアップ
周術期管理チーム看護師資格取得により、専門的な知識や技能を身につけた看護師は、専門職としてのキャリアアップや、より高度な看護業務を担うことができます。

4. 給与アップ
周術期管理チーム看護師は、専門性の高い看護業務を担うことが求められるため、給与面でも他の看護師より高くなる傾向があります。

以上のようなメリットがあるため、周術期管理チーム看護師資格取得は、看護師のキャリアアップやステータスアップにつながる有意義な選択肢の一つと言えます。

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