消化器内視鏡技師 ~看護師の資格~ 合格率 難易度 メリット 試験日程 2023 2024 受験費用 申し込み方法 年に何回 有効期限

(1)消化器内視鏡技師とは 消化器内視鏡技師の目的

消化器内視鏡技師は、消化器の内部を観察するために使用される内視鏡検査を実施する医療従事者です。消化器内視鏡検査は、胃や食道、十二指腸、大腸などの内部を観察し、病変や異常を発見するために行われます。

消化器内視鏡技師は、内視鏡検査を実施する前の患者の準備や、内視鏡検査中の内視鏡の操作、患者の監視、検査結果の文書化などを担当します。また、内視鏡検査に必要な器具や機器のメンテナンスや消毒、手順の改善なども行います。

消化器内視鏡技師は、病院や診療所、クリニック、医療機器メーカーなどで働いています。消化器内視鏡検査は一般的な検査であり、消化器内視鏡技師の需要も高いため、今後も需要が増えていくと予想されています。




(2)消化器内視鏡技師資格試験(年に何回? 有効期限は?)

消化器内視鏡技師の資格試験は、日本消化器内視鏡学会が実施しています。資格試験は原則として年に2回、春季試験と秋季試験が行われています。

消化器内視鏡技師の資格は、取得後5年間有効です。その後は、再認定試験を受験することで資格を更新することができます。再認定試験は、資格有効期限の前年度から受験することができます。

また、消化器内視鏡技師の資格を取得するには、一定の要件を満たす必要があります。具体的な要件や詳細については、日本消化器内視鏡学会のウェブサイトなどを確認することをおすすめします。




(3)消化器内視鏡技師資格の受験資格

消化器内視鏡技師資格の受験資格は、以下を全て満たすことが必要です。
●第1種対象資格:看護師(助産師、保健師を含む)、臨床検査技師、診療放射線技師、薬剤師、衛生検査技師、臨床工学技士
●第2種対象資格:准看護師
①日本内視鏡学会専門医(非常勤を含む)指導のもと、消化器内視鏡部門で実際に内視鏡に従事した勤務年数が、申請書提出時で満2年以上
②学会主催の医学講習会または勤務先の当学会専門医の医師から医学講義を規定時間以上受講していること
a)消化器に関する基礎医学講義(20時間以上:1種のみ)
b)消化器内視鏡に関する基礎講義(20時間以上:1種・2種)
③5年以内に、学会または支部主催の消化器内視鏡技師研究会または技師学会に2回以上出席
④5年以内に、学会支部長承認の内視鏡機器取り扱い講習会またはセミナー基礎編に1回以上出席

(4)消化器内視鏡技師の認定者数

消化器内視鏡技師の認定者数については、具体的な数字は公表されていませんが、日本消化器内視鏡技師認定機構によれば、現在は約3,000名程度の方が認定されているとされています。

消化器内視鏡技師の需要が高まるなか、認定者数は増加傾向にあります。また、消化器内視鏡技師の資格は、その技術や知識を持った専門家であることを示すものでもあります。消化器内視鏡検査を受ける患者にとっては、認定された技師が検査を行うことが安心感につながると考えられます。

(5)消化器内視鏡技師の合格率

消化器内視鏡技師の資格試験の合格率は、年によって異なりますが、一般的には比較的高い水準にあります。具体的には、過去のデータによれば、合格率は約70%前後であるとされています。

ただし、消化器内視鏡技師の資格試験は、高度な技術や知識を必要とするものであり、試験範囲も広いため、一定の難易度があります。また、試験には、実技試験や口述試験も含まれるため、試験対策には時間と努力が必要です。

消化器内視鏡技師を目指す方は、十分な準備期間を確保し、試験対策をしっかり行うことが合格につながると考えられます。

(6)消化器内視鏡技師の認定に必要な費用(受験費用、審査料、講習会受講料等)

消化器内視鏡技師の認定に必要な費用は、以下のようなものがあります。

資格試験の受験料:一般的に、資格試験の受験料は約50,000円から70,000円程度です。

資格認定費用:資格試験に合格した場合、資格認定費用として、約60,000円程度が必要となります。

再認定費用:消化器内視鏡技師の資格は、取得後5年間有効であり、有効期限が切れる前に再認定試験を受験する必要があります。再認定試験の受験料は約40,000円程度です。

受講費用:消化器内視鏡技師になるためには、一定の講習や実務経験が必要となります。そのため、受講費用が発生する場合があります。受講費用は講習内容や受講先によって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度です。

以上のように、消化器内視鏡技師の認定に必要な費用は、資格試験や資格認定費用、再認定費用、受講費用などがあります。具体的な費用については、各機関の公式サイトなどで確認することをおすすめします。

(7)消化器内視鏡技師資格取得の難易度

消化器内視鏡技師の資格取得は、比較的高い難易度があります。その理由としては、以下のような点が挙げられます。

幅広い知識・技術が必要:消化器内視鏡技師になるためには、消化器内視鏡検査の技術をはじめ、消化器の解剖学、病理学、病態生理学など、幅広い知識と技術が必要となります。

試験内容が複雑・難解:消化器内視鏡技師の資格試験には、実技試験や口述試験も含まれており、試験範囲も広いため、試験に合格するには、綿密な対策が必要です。

競争率が高い:消化器内視鏡技師の需要は高まっており、資格取得者数も増加傾向にあります。そのため、試験に合格するためには、多くの受験者と競争する必要があります。

試験実施頻度が少ない:消化器内視鏡技師の資格試験は、年に数回しか実施されておらず、合格までには時間がかかる場合があります。

以上のような点から、消化器内視鏡技師の資格取得は、比較的高い難易度があるとされています。ただし、しっかりと勉強をし、実技経験を積むことで、合格への道は開けてくると考えられます。

(8)消化器内視鏡技師資格取得のメリット

消化器内視鏡技師の資格を取得することには、以下のようなメリットがあります。

専門知識・技術の習得:消化器内視鏡技師の資格取得には、消化器内視鏡検査の技術や消化器の解剖学、病理学、病態生理学など、幅広い専門知識・技術が必要となります。そのため、資格取得を通じて、専門的な知識や技術を習得できます。

専門職としての地位向上:消化器内視鏡技師の資格を取得することで、医療現場での専門職としての地位が向上する可能性があります。また、患者さんからの信頼も得られやすくなります。

職場でのキャリアアップ:消化器内視鏡技師の資格を取得することで、職場でのキャリアアップの機会が増えることがあります。具体的には、検査や治療に関する専門的な知識や技術を持っていることが評価され、管理職や教育担当などの役職に就くことができる可能性があります。

専門的な研究や学会活動への参加:消化器内視鏡技師の資格を持つことで、専門的な研究や学会活動に参加する機会が増えます。そのため、最新の技術や知識に触れることができ、自己啓発や専門性の向上につながる可能性があります。

以上のようなメリットがあるため、消化器内視鏡技師の資格取得は、キャリアアップを目指す医療従事者にとって、有益な選択肢のひとつと言えます。

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