【看護師のリフレッシュ】ピラティスで健康的な若い身体を手に入れる!

看護師という仕事は、夜勤や休日出勤など、不規則な勤務体系があり、肉体的にも精神的にも大変な仕事です。そんな看護師の仕事を続けていくと、ふと気を抜いた時に、心と身体のバランス、コンディションが崩れて、体調が悪くなることもあるのではないでしょうか。そんな大変な毎日を過ごしている看護師の心とからだの状態を整えてくれる一つの方法が、最近よく話題に挙がる「ピラティス」だと思います。ピラティスは、もともとリハビリ目的でつくられたメソッドと言われています。呼吸に合わせて動きながら筋肉を鍛え、健康的でバランスのとれたからだ作りができるようです。本記事では、ピラティスとは何か、から始め、ピラティスのメリットについて書いていきたいと思います。



ピラティスとは

ピラティスとは、リハビリのためのエクササイズ

ピラティスの生みの親であるピラティス氏は、1880年に、ドイツのデュッセルドルフ近郊の町で生まれました。幼少期にぜんそく、リューマチ熱などに悩む病弱な体質だったこと、さらに父が体操選手で、母が自然療法師だったことから、健康なからだ作りに興味を持つようになりました。

そして、独学で解剖学を学び、ボディビルディングやダイビング、体操などの多くのスポーツや健康法を実践。14歳になる頃には、ても健康なからだになったといいます。

その後、ピラティス氏は30代でイギリスに渡り、第一次世界大戦中に捕虜としてイギリスの収容所に入って、従軍看護師を務めました。そこで、ピラティス氏は、仲間の兵士たちのためにベッドの上でできるリハビリ用のエクササイズや器具を考案し、彼らの健康回復を助けました。この経験から生み出された理論が、現在のピラティス・メソッド(コントロロジー)の原点となっているのです。

ピラティスはアメリカから世界へ広がった

戦後、ピラティス氏はアメリカに移住し、1926年にニューヨークにスタジオを開設しました。これまでにない「筋肉を鍛えて、癒し、そして正す」というピラティス・メソッドの評判はすぐに広がり、ダンサーや映画スター、医師、体操選手など、さまざまな職種の人がスタジオを訪れました。

ピラティス氏は86歳で生涯を閉じましたが、たくさんの後継者にその精神が受け継がれました。解剖学や運動生理学に基づいたピラティスは、ダンスカンパニーや医療現場などでも採用されています。また、1990年代にアメリカのセレブがピラティスを取り入れていることがメディアで紹介され、世界中に浸透。以来、ピラティスは健康意識や美意識の高い人を中心に支持されています。

体のニュートラル・ポジションを知る

ピラティス氏は、健康とは、「からだと心の調和がとれた状態」で、悪い姿勢などの日々の習慣によってバランスが崩れると説きました。ピラティスの基本は、その不均衡な状態を正すために、身体のニュートラルなポジションを知ること。そして、動きを頭の中でイメージしながら、自分の意思によってコントロールしていくことです。つまり、自分のからだをよく知って、弱いところは鍛え、疲労しているところは癒し、からだと心のバランスを正していくことが、ピラティスの理論なのです。

ピラティスのメリット

メリット①: からだの歪みが直り、美しい姿勢になる

背中が丸くなった姿勢や足を組んだ姿勢などを長時間とると、からだがゆがんで筋肉の使い方に偏りが出たり、逆に偏った筋肉の使い方によって、体が歪んだりしてしまいます。ピラティスの基本は背骨や骨盤の正しいポジションを身につけることです。骨や関節、筋肉の位置を意識しながら、呼吸に合わせてバランスよく動きます。これにより、からだのゆがみが整い、正しい姿勢を保つために必要なコアの筋力がアップします。背筋がピンと伸びた、美しい姿勢、立ち姿や歩き姿になれます。

メリット②: しなやかな筋肉がついて、引き締まったボディーになる

筋肉は、やみくもに鍛えればいいわけではなく、柔らかく伸縮性のよいしなやかな状態に整えることが大切です。ピラティスは、呼吸とともに体を動かすことで、硬くなってしまった筋肉をほぐし、衰えた筋肉を強化していきます。その結果、ウエストが引き締まったり、ヒップが上がったりと魅力的なボディラインをつくります。質のいい筋肉がつくと、代謝がアップし、太りにくくなります。

メリット③: 柔軟性が高まり、怪我をしにくい体になる

姿勢が悪い人、運動不足の人の多くは、股関節、ひざ、足首などの関節が硬くなっています。すると、関節の可動域が狭くなり、つまずいて転倒したときにうまく受け身がとれず、ケガをしてしまうこともあります。ピラティスを続けると、硬くなった関節がほぐれて可動域が広がり、からだの柔軟性がアップします。からだをスムーズに動かせるようになり、ケガをしにくい身体に近ずくことができます。

メリット④: 筋肉の緊張をほぐし、肩こりや腰痛を緩和する

肩こりや腰痛のおもな原因は、偏った姿勢から筋肉の一部分だけにかかる過度な緊張や、肩や腰回りの筋肉の衰えなどが挙げられます。ピラティスは、背骨や骨盤といった大きな骨を本来の位置に保った姿勢(ニュートラル・ポジション)で行うため、からだの歪みを整えながら、筋肉の緊張を和らげます。さらに、体を支えるための筋力がつくため、体に負担をかけない姿勢や動作が取れるようになり、肩や腰などのこりが解消されます。

メリット⑤: 呼吸が深まり、ストレスが解消する

イライラや緊張でストレスを感じているときは、呼吸が浅くなると言われています。ピラティスは、深い呼吸とともにからだをなめらかに動かすので、イライラや緊張を解消することができます。また、使っている筋肉を頭のなかでイメージしながら行うため、心とからだが一体化し、心身がリラックスします。

メリット⑥: 便秘や生理痛などの不調が改善する

女性は、比較的腹筋の力が弱いために、腹圧がかかりにくく、便秘になりやすいと言われています。ピラティスは、腹筋を高める効果があるため、便通がスムーズになりやすく、その結果、ぽっこりと出た下腹もすっきりします。さらに、骨盤のゆがみが整い、子宮などの下腹部の臓器を支える骨盤底筋群も鍛えられます。それによって、骨盤内にある子宮への負担も減り、生理痛の緩和も期待できるのです。

まとめ

ピラティスはヨガと少し似ている所はありますが、ヨガはどちらかというと、妄想により精神面の安定を求めるのに対して、ピラティスは、解剖学に基づいたエクササイズにより、心と体のバランスを取ります。いわば、直接的に体に働きかけるエクササイズだと思います。看護師のみなさまが健康的に働くための、一つのツールとなり得ると思いますので、興味のある方はトライしてみてください。私も頑張ります。